これからの時代、「デジタル」はとても重要なキーワードです。このコラムでは、MUFGが「デジタル」を駆使して描く未来を分かりやすくご説明します!
第1回目のテーマは、「デジタルのチカラで変わる世界」。デジタル化が進展した世界で、私たちの暮らしはどう変わるのか。また、その中でMUFGが果たす役割とは。一緒に未来の姿を探る旅に出かけましょう!
「デジタルMU(ミュー)*」がデジタルサービス企画部 黒川さん(左) 土井さん(右)にインタビューします。
*デジタル化された社会での金融機関のあるべき役割を探るために、MUFGの某部署が極秘に開発したAI搭載の人型ロボット。いろんな従業員にインタビューして、学びを深めていきます。
デジタルが創る未来の形
デジタルMU 「今、この世界ではどのようにデジタル化が進んでいるのでしょうか? MUFGはそれにどう対応しようとしているのですか?」
黒川 ネットの普及に伴いインターネットバンキングやオンライントレードなど、デジタルチャネルを使用するお客さまは年々増えています。またAI(人工知能)や5G(高速・大容量のスマホ通信を支える第5世代移動通信システム)などの技術革新によって、一人ひとりのニーズに合ったサービスを的確なタイミングで利用できる時代も来ています。
こうしたなか、IT企業や決済サービス事業者などによる、金融の新たなビジネスモデルが生まれてきています。私たちMUFGも他の事業者と連携してお客さまとの接点を広げ、金融とデジタルの両面でプラットフォーマーとして中心的な役割を果たしていきます。
土井 デジタルで実現できるのは「新しい価値の創造」です。例えば、2021年5月に発表したNTTドコモとの連携がその一つです。ドコモが提供する通信サービスやdポイント、デジタル販売チャネルと、三菱UFJ銀行が提供する金融サービスやセキュリティ対策やリスク管理面での強みを組み合わせて新たな価値を生み出していきます。
いろいろなサービスの裏側でMUFGが金融機能を提供する。また、そこで集積されたデータを活用することで、それぞれのお客さまに適した金融サービスの提供も可能になります。
デジタルを活用していち早くMUFG自身が変化し、率先してこれからの未来を描くことで、今まで以上にお客さまや社会が抱える課題を解決できると考えています。
まずはDXの「自分事化」から
デジタルMU 「『これからの未来を描く』…!聞くだけでワクワクしますね。その実現のために、何から始めていくのですか?」
土井 重要なのはツールや業務を単にデジタルなものに置き換えるのではなく、デジタルを活用できる体制を作り上げること―つまり「デジタルトランスフォーメーション(DX)=デジタル導入」と捉えず、「DX=企業変革」として取り組んでいくということです。そのためのキーワードは「自分事化」です。実務を担う従業員一人ひとりの意識と行動だと考えています。
MUFGがグループとして進めるDXの施策は、①収益力の向上、②コストの削減、③事業を支える基盤の3つの切り口で整理できます。従業員一人ひとりの「DXの自分事化」によって、これらの施策をスピード感をもって進めていきます!