多様な人材が活躍できる、共生社会の実現に向けて
三菱UFJ 銀行は、株式会社ミライロ(以下、ミライロ)が掲げる「バリア(障がい)をバリュー(価値)に変える“バリアバリュー”」の理念と事業内容に共感し、ミライロに出資しました。本出資を通じて、多様な人材が活躍できる共生社会の実現に貢献していきます。
ミライロの紹介
ミライロは、障がい者の視点を活かし、ユニバーサルデザインやダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)(注)に関するトータルソリューションを提供する会社です。
例えば、障がい者が公共交通機関やサービスを割引で利用する際、現状では障がい者手帳の提示が求められることが多くあります。この障がい者手帳をデジタル化することで提示の煩わしさを解消したのが「ミライロID」アプリです。これにより障がい者の外出・社会参画を支援しています。
他にも、障がい者や高齢者、LGBTQ+など多様な方と向き合うためのマインドとアクションを学び、身につけるためのユニバーサルマナー検定や、誰もが安心して快適に過ごすことのできるユニバーサルデザインの推進などを行っています。
経営戦略としてのDEI推進
MUFGでは、DEIの推進を人的資本経営およびサステナブルな社会の実現に向けた重要な経営戦略と位置付けています。多様な人材が相互に刺激しあうことで生まれるアイデアや行動変容こそが、新たな価値の創出やカルチャー変革の原動力と捉えています。ミライロが提供するユニバーサルマナー検定やミライロIDの普及支援など、誰もが安心して暮らせる共生社会実現に向け、今後さまざまな取り組みを進めていきます。
(注)すべての人に同じものを与える「平等(equality)」ではなく、違いに応じた支援を行う「公平・公正(equity)」を勘案した概念。